弾道測定器フライトスコープMevo Gen2の活用方法(AoA入射角)
今回は、Mevo Gen2の特長の一つでもある(AoA入射角)での活用方法をお話しします。
まず、AoAとは、Angle of Attackの略で、アタックアングルとか、入射角とも言われます。
これは、どこの角度を指すかというとインパクトの直前に測定される、クラブの中心がボールに入射する角度のことです。


まず、このAoAの重要性ですが、この角度によって弾道への影響が強く出るからです。
一般的によく言われているのが、ドライバーは、アッパーブローで、アイアンはダウンブローでということです。この入射角の違いがボールに与える影響ですが、スピン量に一番反映されます。
簡単に言えば、アッパーブローの方がスピン量が減って、ダウンブローの方がスピン量が増えやすいです。もちろん、厳密には、スピンロフトがどうなっているかということも大事ですが、まずは、基本としては、AoAをしっかり把握することが大事です。
フライトスコープ Mevo Gen2では、AoAがダウンブローの場合、例えば、数字は、-2.3度という表示になり、マイナス表記になります。アッパーブローの場合は、3.5度とそのままの数字になります。
それで、ドライバーがアッパーブローで、アイアンがダウンブローはわかったとしても、その数字がどうなればいいのか?という疑問がわきますね。
一つの指標としては、PGA・LPGAのプロの数字が参考になると思います。
| PGA/LPGAツアーデータ平均値 | |||||||||
| PGA | クラブスピード (m/s) |
AoA (入射角)(°) |
ボールスピード (m/s) |
スマッシュ ファクター |
打出角(°) | スピン量 | 高さ (m) |
降下角(°) | キャリー (Yds) |
| DW | 51.4 | 2.1 | 77.3 | 1.50 | 10.7 | 2597 | 31.1 | 40 | 284 |
| 3W | 48.7 | -2.7 | 73.3 | 1.50 | 9.2 | 3669 | 26.4 | 43 | 258 |
| 5W | 46.9 | -3.1 | 70.6 | 1.50 | 9.5 | 4281 | 27.1 | 47 | 245 |
| 15~18°HB | 45.6 | -3.5 | 68.0 | 1.49 | 10.2 | 4429 | 27.0 | 47 | 233 |
| 3i | 44.7 | -3.1 | 66.2 | 1.48 | 10.3 | 4598 | 26.2 | 45 | 225 |
| 4i | 43.8 | -3.3 | 63.9 | 1.46 | 11.0 | 4741 | 26.2 | 47 | 215 |
| 5i | 42.9 | -3.6 | 61.7 | 1.44 | 12.9 | 5389 | 29.3 | 47 | 204 |
| 6i | 42.0 | -4.1 | 59.5 | 1.42 | 14.2 | 6244 | 30.7 | 49 | 190 |
| 7i | 41.1 | -4.4 | 56.3 | 1.37 | 16.4 | 7110 | 31.7 | 50 | 173 |
| 8i | 39.8 | -4.6 | 54.1 | 1.36 | 18.4 | 8017 | 32.5 | 50 | 161 |
| 9i | 38.9 | -4.7 | 51.4 | 1.32 | 20.5 | 8689 | 32.1 | 51 | 148 |
| Pw | 38.0 | -5.1 | 48.3 | 1.27 | 24.3 | 9411 | 32.8 | 52 | 133 |
| LPGA | クラブスピード (m/s) |
AoA (入射角)(°) |
ボールスピード (m/s) |
スマッシュ ファクター |
打出角(°) | スピン量 | 高さ (m) |
降下角(°) | キャリー (Yds) |
| DW | 42.9 | 3.0 | 64.8 | 1.49 | 13.2 | 2710 | 31.3 | 37 | 231 |
| 3W | 41.6 | -1.1 | 60.8 | 1.46 | 11.4 | 2762 | 19.5 | 40 | 207 |
| 5W | 40.7 | -1.8 | 59.0 | 1.45 | 12.2 | 4478 | 23.6 | 43 | 195 |
| 3i | 39.3 | -3.0 | 56.8 | 1.44 | 12.7 | 4611 | 22.6 | 45 | 186 |
| 4i | 37.1 | -1.7 | 53.6 | 1.44 | 14.1 | 4892 | 22.4 | 43 | 172 |
| 5i | 36.7 | -1.9 | 51.9 | 1.41 | 14.7 | 5012 | 21.7 | 45 | 164 |
| 6i | 36.2 | -2.3 | 50.5 | 1.39 | 17.3 | 5917 | 25.1 | 46 | 156 |
| 7i | 35.3 | -2.3 | 48.3 | 1.37 | 18.9 | 6549 | 25.1 | 47 | 145 |
| 8i | 34.4 | -3.1 | 46.5 | 1.35 | 20.8 | 7806 | 25.8 | 48 | 134 |
| 9i | 33.5 | -3.1 | 43.4 | 1.29 | 23.8 | 8054 | 25.3 | 49 | 121 |
| Pw | 32.6 | -2.9 | 40.2 | 1.23 | 25.9 | 8610 | 23.4 | 49 | 108 |
もちろん、この数字が絶対ではないですが、一つの指標にはなると思います。AoAを見ると、PGAとLPGAで数値は違いますが、同じ傾向の数値となっています。
ここで、番手別のAoAの違いを注目してください。ドライバーは、アッパーで3Wからマイナスのダウンブローになっていることもわかります。
また、アイアンの番手が短くなるほど、AoAの数字が大きくなっています。
その理由は、地面にボールがある状態では、ダウンブローの方が正確にボールを捉えやすいというのもあります。
フライトスコープアプリでも毎ショットこのAoAを確認してください。

アイアンショットで、このAoAの数字がどうしても、マイナスにならないという方もいるかもしれません。
その場合、一番チェックしていただきたいポイントは、インパクトでハンドファーストインパクトができているかというところです。逆にハンドレートのインパクトでは、どう頑張っても、AoAの数字はマイナスになりません。ボールの位置によっても、AoAの数字は変わってきます。右利きの場合、ボール位置を右にすればするほど、AoAは、ダウンブローの値が強くなります。いろいろ試しながら計測しているとベストなボールポジションもわかってくると思います。
皆様も練習ごとにAoAを確認して、ショットの安定性を高めてください。